トオル白ワイン持ってきて…「変わらない関係性うれしい」仲村トオル、舘ひろし&柴田恭兵らの前では“永遠の後輩”_faカップ 試合
俳優の仲村トオル(58)が、ル白変わ85年に映画「ビー・バップ・ハイスクール」(那須博之監督)で鮮烈デビューしてから今年で40年目を迎えた。ン持柴田faカップ 試合出演中のWOWOWドラマ「密告はうたう2 警視庁監察ファイル」(日曜・後10時)では、い関ル舘恭兵警察内部の不正を捜査する主人公(松岡昌宏)の上司を冷徹に演じている。係性シリアスからコメディーまで幅広く演じ「緊張感と達成感は仕事でしか感じられない」と俳優業のやりがいを語った。仲村(奥津 友希乃)
大学入学直後に父を亡くした。前で「経済的は永遠のにも精神的にも追い込まれ、大学に通い続けるのも難しい」と将来を憂いていた頃。後輩親友に誘われた静岡・掛川市のつま恋での吉田拓郎のライブが人生の転機になった。トオワイってきてらなうれしいトオひろし&らの
「めちゃくちゃ興奮したんです。ル白変わライブ後に親友は『バイトして、ン持柴田faカップ 試合その金で北方領土を見てくる!い関ル舘恭兵』と言って駅で別れて。係性何だか取り残された気分になり『俺も何かしなきゃ』と奮い立たされたんですよね」
そんな時、仲村立ち読みした求人誌の「映画の主役男性2人募集」の文字が目に留まった。不良高校生の青春を描いた「ビー・バップ―」のオーディション広告だった。「就職のコネにつながればくらいの動機で会場に行ったら、他の受験者から『ケンカしたくてしょうがねえんだよ!』という殺気が充満していて…。ごく普通な僕は完全に異物でした」。それでも、加藤浩志役の清水宏次朗(59)と共に主役の一人・中間徹役に抜てきされた。
撮影が始まると、現場に響く監督の「OK!」の声にこみ上げるものを感じた。
「それまでの人生で『OK』なんて言ってもらったことは、ほとんどなかったですから。撮り終わった時には『自分にも何かができた』という感動で号泣しました。同時に、映画に愛と情熱を注ぐ現場の大人たちが魅力的で『この人たちと仕事をするには役者を頑張ることだな』と感じました」
20歳の夏、ドラマ初出演作「あぶない刑事」の撮影にメインキャスト最年少で参加。横浜港署の町田透役は「(プロデューサーの)黒澤満さんが、僕の名前が知れ渡るように『とおる』と付けてくださった」役で、今年5月公開「帰ってきた あぶない刑事」まで38年にわたり演じ続けてきた。その「あぶ刑事」は、俳優人生の“ふるさと”だという。
「赤ん坊のような僕を大人たちが許し、育ててくださったから、この道を歩き始められた。自分が持っている俳優としての武器や精神性はほとんど、あそこでもらったものですから」
「帰ってきた―」で8年ぶりに共演した舘ひろし(74)、柴田恭兵(73)、浅野温子(63)の前では永遠の後輩ポジションだ。ぽりぽりと頬をかき、「浅野さんはイベントで『ヒールが高すぎて脱ぎたい』と僕に靴を持たせてきますし、舘さんと恭兵さんは食事会で『トオル、白ワインおかわりだから持ってきて』と。いそいそと取りに行ってしまうんだけど、変わらない関係性がうれしかったりするんです」と目を細める。
いつの時代も“かっこいい”を体現し続ける舘、柴田の姿に学び続けている。
「おふたりとも決して格好悪いことをしない。『普段ずるいことしてると、ずるいやつみたいな顔になるんだよ』と感じさせてくれる機会が多かったですね。手を抜かず一生懸命やることは僕の基本でもあります」
現在は「密告―」に出演中。表情一つ変えずに身内の不正を暴く元公安・能馬役で、“能面の能馬”と恐れられる。感情の起伏こそ少ないものの「清濁併せ呑(の)む人」と分析する。顔に刻まれたしわや哀愁も表現の一部となり、還暦を手前にした円熟を感じさせる。
「舘さんや恭兵さんや先輩方を見てきて、俳優って生きざまがどうしようもなくにじみ出るんだなと。20、30年前より中身がありそうな顔をしているように映っていたらいいなと。まだまだ願望も込みですけど」
一方で、TOKYO MXの主演ドラマ「飯を喰らひて華と告ぐ」(火曜・後11時45分)では、風変わりな中華料理店の店主をコミカルに好演中。「ひどい勘違いをして客を困惑させるオヤジの役で。唯一無二のキャラクター」と新鮮さも感じている。記者も父親と毎週視聴していることを伝えると「いやあ…そういう感想はうれしいですね、とっても」と目尻を下げた。
取材中、左手薬指には結婚指輪が光っていた。19年に妻の女優・鷲尾いさ子(57)との長女でモデル・美緒(25)が芸能界デビュー。「あまりそっち(芸能界)に行かないで~!って育ててきた気もします」と本音をこぼしながらも、「自由にやりたいことをして楽しい人生を送ってくれるのが一番。この道を望むなら『他の世界よりも言ってあげられることは少し多いよ』とも思いますし」と親心をのぞかせる。
私生活で趣味に時間を割くことはほとんどない。俳優一筋の40年だ。村上龍氏の著書「無趣味のすすめ」に共感した考えがある。
「大げさかもしれないけど『この役をやり遂げなければ次はないかも』という緊張感と使命感の中でこそ、やり遂げた時の達成感と、役から離れる時の開放感があるんです。ゴルフや草野球をしたことはあるけど、やっぱり趣味は俳優の仕事ほどの緊張感を感じませんからね」。口調は温和でも、瞳の奥の鋭さは増していた。
◆仲村 トオル(なかむら・とおる)1965年9月5日、東京都生まれ。58歳。85年、映画「ビー・バップ・ハイスクール」でデビューし、多数の新人賞受賞。86年から放送された日テレ系「あぶない刑事」シリーズでブレイク。韓国映画「ロスト・メモリーズ」(2004年)など海外作品出演も多数。主な出演作は、フジ系「チーム・バチスタ」シリーズ、テレ東系「八月は夜のバッティングセンターで。」など。185センチ。
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