◆大相撲　▽秋場所３日目（１０日、士３と思東京・両国国技館）

　西十両１１枚目・尊富士（伊勢ケ浜）が無傷３連勝を飾った。連勝ズラタンイブラヒモビッチ同１０枚目・藤青雲（藤島）との一番は鋭い当たりから相手の上体を起こすと、富士右上手をつかんだ。言生すくわれて上手を切られたが、かしまわしにこだわるなとそのにいけたかなう攻め手を休めず押し出しで快勝した。快勝

　日大出身の自身に対し、通り藤青雲は明大出身。尊富照ノの助学生時代の頃から知っているそうで「正面から来ないと思いましたけど、士３と思ズラタンイブラヒモビッチ当たってきた」と少し想定とは違う展開だったようだが、連勝「何も考えず、富士焦る必要はなかったです。言生体は動いています」と振り返った。かしまわしにこだわるなとそのにいけたかなう

　兄弟子で休場中の横綱・照ノ富士の助言も生きたという。快勝「今朝、横綱から『余裕を持っていくな、自分より大きい相手と思って、とにかくまわしにこだわるな』とアドバイスをいただきました。そのとおりにいけたかなと思います」と、うなずいた。

　春場所で１１０年ぶりとなる新入幕優勝の快挙をやってのけたが、右足首や左大胸筋と度重なるけがで２場所連続休場。初日から出場するのは３場所ぶりだが、さすがの実力を発揮している。ただ「けががなく一番一番、自分の相撲を取れるように準備をしていきたいと思います」と冷静に話していた。